博多Office ブログ

こんにちは。Cocorport 博多Officeスタッフの山田です。
今回は、卒業生の方からのメッセージを紹介させていただきます。
ココルポートでは就職後のサポートも継続して行っていますので、
ぜひ安心して、長く働き続けていただきたいです^^

私はココルポートに通所をはじめるまで、前職を退職してから静養期間を経て地元自治体の公務員の障がい者雇用試験を受験していました。しかし、2回ほどチャレンジしたところ不採用が続き、年齢制限に引っかかってしまったため、民間企業の障がい者雇用での就職を考えるようになりました。

まずは支援施設に通ってから就職についてじっくり準備しようと考え、色々な支援施設を探す中で、経済的な理由から交通費と昼食が支給されるココルポートに興味を持ちました。

通所していた方々の口コミなども調べていくうちに、三日ほど体験通所をしてみようと思い立ち、実際に体験通所をしてみたところスタッフの皆さんが懇切丁寧にアドバイスをくださり、またオフィスも通いやすかったため通所を決めました。

ココルポートでは対人技能訓練やストレスマネジメント、ビジネスマナー、パソコン技能の習得のためのプログラムを受け、個別訓練ではMicrosoft Office Specialistの資格を取るためにテキストを使い訓練をしました。

MOSの資格取得をしてからは、より実践的なMicrosoft Officeのソフトを使いこなす訓練をしつつ、プログラムを通じて再度社会に出て働くための心構えやメンタル面を安定させることを学びました。

プログラムでは特にストレスマネジメントやグループワークがためになりました。グループワークでは他の通所者の方と一緒に一つのテーマに沿って討論をし、出し合った意見をまとめ、その結果をプレゼンしていきます。

他者との対話、情報の精査と選択、そしてそれを第三者にわかりやすくプレゼンをするという訓練は一時期家族以外と会話をする機会がなかったころには得られなかった貴重な体験でした。誰かと何かについて直に話し合うということも楽しかったですし、誰かと一緒にひとつのことに取り組むのは難しくもありますがやりがいがありました。

通所前と比べて一番変わったと思うことは生活リズムが安定したことです。朝早い時間に起きて電車に乗って通所をし、決まった時間に昼食を取ってまた午後訓練に励み、そして帰宅したあとはその日受けたプログラムの内容を反芻して考え、早くに眠るようになり生活リズムの安定が体調の安定にもつながりました。

そして、家にいるとやはり家族以外の人間と話す機会が減りますが、通所してからはスタッフさんはじめほかの通所者の方とコミュニケーションを取るようになり、心身ともに元気になりました。

また、以前は外出するのもいやになっていましたが、ココルポートに通所するようになってからは散歩や外出するのが楽しくなっていました。

何事にも前向きな気持ちになれたと思います。

就職活動については、ココルポートに通う前まではクローズでの就職をして退職を繰り返していましたが、就職に関するプログラムを受けてからはオープンでの就職について前向きな気持ちになり、障がい者雇用を推進する企業での就職を考えるようになりました。

オープン雇用での就職についてのメリットや考え方を学び、無理せず長く働くためにどのような企業を選んだらいいのかを考えるようになり、今回特例子会社に応募しました。

スタッフの方に応募書類を精査していただき、いただいたアドバイスを自分なりに考えながら、応募先企業で何を求められているかを意識して書類を作成し、特に職務経歴書では今までの経験でなし得たことを簡潔かつ丁寧に記入しました。

実際に書類選考に通り、面接を受けた際も、訓練で面接の練習をしていたためスムーズに自分の意見を述べることができました。緊張はしていましたが、志望動機や障がいについての配慮の希望を自分の口でちゃんと伝えることができ、面接終了後はほっとしました。

今回無事内定をいただき、自分の体調をケアしながら長く働くということをしっかりと頭に入れ、長く勤めていきたいと思っています。

ココルポートの皆様のサポートのおかげで、前向きに就労について考えられるようになりました。

就労移行支援事業所 Cocorport 博多Office