柏第2Office ブログ

　新しい季節に向けて、新たな門出を迎える方々もいらっしゃるかと思います。

ココルポート柏第二オフィスでも、就職される方がいらっしゃるので、インタビューを通して、通所登録から就職までについてお話をうかがってみました。

■通所を始めたときのオフィスの印象について教えてください。

　過去にリワークプログラムへ通った経験があるので、そこよりスタッフさんとの関わり　合いが多いと感じました。ドリンクサーバーや昼食を出していただけることがありがたく、窓が多くて明るい場所で過ごせることも良かったです。

■調子を崩さないためにしていることを教えて頂けますか。

　自分の体調を鑑み、生活リズムを安定させることです。私自身、ココルポートに通所する前はずっと寝たきりで、好きな時に起きて、好きな時に寝ることを繰返し、ただ時間が過ぎることを待つだけの生活でした。通所するようになり、10:00から15:00まで外出して活動することにより、生活が変わりました。体調が回復するにしたがって、4時間の訓練だけでは働けないと思い、最低6時間、フルタイムなら8時間に加え、若干の残業があることを意識し、喫茶店や無料の勉強スペースに通い、18:00まで過ごすようにしていました。

■就職に向けてどんな訓練をしていらっしゃいましたか。

　自分に必要な座学系プログラムで、知識を吸収し、パソコンプログラムで腕が鈍らないようにタイピング入力やMSOfficeソフトで学びなおし、模擬就労で就労していた時の感覚を思い出すようにしていました。金曜日は1週間の振返りをして、できたことやできなかったことの見直しを行い、次週のやるべきことや指標を定めるということを毎週、繰返していました。

■やっておいて良かった訓練やプログラムと、その理由を教えてください。

   初期の頃は、オープン就労とクローズ就労の違い、Will Can Must理論、全企業共通Mustなどの基礎、中間は自分が興味のあること、または足りない知識を補完するプログラムへの参加、就職関係（応募書類の書き方、面接関係）、レベルを高くした模擬就労事務編はためになりました。

■就職活動を進めてゆくうえで大切にしたことについて教えてください。

　自分の希望条件に重きをおきました。まず、求人票の職務内容を見て、自分が今まで事務職を長く経験してきたので、経験と照合して、合致するところを選びました。次に筆記試験がないところを選びました。40代後半の年齢でSPIなど勉強しなおす十分な時間をとれないと思ったことや、もう覚えていないことが多かったからです。その分、資格取得に費やした方が良いと考えたところもありました。

　その次にナイナイナイの3拍子が揃ったところは避けました。正社員登用の可能性が無い、昇給無い、賞与無いです。目指すものが無いのは、自分のモチベーションを下げると思ったからです。スタートのお給料は低くても、頑張り次第で改善できると考えているからです。

■これから就職することを目指している方へ向けて、応援のメッセージやアドバイスをお願いします。

　私が通所した期間は、1年2か月程でしたが、その間に何をやってきたか、何を吸収してきたが大切です。どれだけプログラムに参加して得るものがあったかが重要で、ただ上限通所するだけではダメだと感じました。上限通所に慣れてきたら、次の段階は会社の就業時間を意識した行動をとるようにしてゆくことです。ココルポートに通所している時間は昼休みを入れて5時間しかありません。会社はフルタイムで働ける人を求めています。想定勤務時間は8時間勤務+お昼休みです。時短勤務という方法がありますが、オープン就労のメリットの一つである、「会社側ができる配慮」として時短勤務はあくまでおまけであるという意識で活動しました。プログラムに積極的に参加し、個別訓練では学べない知識を増やことが大切です。

　Will Can Must理論、全企業共通MUSTがなぜ掲げられている意味をよく考え、自分の行動を就職に向けて意識していけば、自ずと今の自分に何が足りないかわかってくると思います。

皆様の目標達成のため、私のコメントが少しでも参考になれば幸いです。

就職された方のお話はいかがでしたでしょうか。
今後も職場定着という形でご支援を続けてまいります。

ココルポート柏第２Officeでは、様々な就職に役立つ訓練やプログラムを受けることができます。
就職活動にご不安のある方、仕事をしたいが何から手を付けたらよいか迷っている方　等

まずはご相談からで大丈夫です。
担当スタッフが親身になってお話を伺いますので、お気軽にお問合せください

ご相談、お待ちしております！

就労移行支援事業所 Cocorport 柏第2Office