利用者の声 40代女性(自閉症スペクトラム)の就職事例 | 障がい者就労移行支援のCocorport
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就職事例紹介

40代女性(自閉症スペクトラム)の就職事例

 
 
 

私も誰かに安心感をもたらす人になりたい


発達障がいの方の就職事例
総合人材サービス会社(事務職)に就職
通所期間1年2ヶ月
40代女性(自閉症スペクトラム)の就職事例

私が沢山の人に助けてもらったように、私も困っている誰かにすぐに気づき助けられるようになりたい。

ココルポートのことは、以前私の兄の知人が、まだ社名がMelkだった時代に通所し就職したと聞いており、存在は知っていました。自分も支援が必要になり、ココルポート以外の就労移行支援事業所についてもネットで調べていましたが、駅からも近く、やはり毎日のことですのでお昼ご飯もいただけるのはありがたく、兄の知人の話もありココルポートに決めました。実は決定前に別の会社の事業所を1つ見学したのですが、そこと比較した時、ココルポートはOfficeの雰囲気が明るく、とても良い印象でした。最初に対応してくださったスタッフの方がとても丁寧で、お試しの実習期間も長めにしてくださったのです。おかげでじっくり考えて決めることができました。そんなふうに利用する側の気持ちを優先してくれることがありがたく、とても安心できました。

毎日決まった時間に決まった場所に行き、そこで待ってくれている人がいる安心感

通所を決めると、担当のスタッフとじっくり話し合い、何を目指したいのか、そこへ向けてどうしていきたいのか、どんなふうにどんなペースで進んでいきたいのかを、一つひとつ一緒に考えてクリアにしていきました。その相談の中でスタッフからアドバイスがあり、最初から週5日通って少し強制的に習慣化するというチャレンジをしました。気が緩みがちな私の性格にはそれが功を奏し、すぐにOfficeに慣れ、リズムを作ることができました。私の性質をすぐに捉え、的確な判断でチャレンジを促してくれたスタッフには、感謝とすごいなぁという思いです。そして、毎日同じ時間に行く場所がある、待ってくれている人がいる、ということにすごく安心感を覚えました。それまではただボーっと過ごしていて、起きても起きなくてもいいような日常生活でしたので、毎日決まった時間に決まった場所に行くというのは私にとってすごく良かったことで、大きな変化となりました。

訓練も、最初は座ってプログラムを聞いているだけだったのですが、様々なプログラムが刺激になり、個別訓練だけでは得られない情報やスキルを学べることに気づきました。そこからどんどん面白くなり、何でも積極的に取り組むようになりました。ココルポートのプログラムに参加したことは、今でも本当によかったと思っています。

でも、いざ就職活動となると実感が沸かず、なかなか具体的に考えられるようになりませんでした。自分は本当に就職できる状態なのだろうかという思いがよぎり、それで余計に焦りや不安が募るという負のスパイラルになっていました。でも、そこでもまたスタッフの方が根気よく一緒に考えてくれて、的確なアドバイスで、ギリギリまで自分から腰を上げない私の背中を押してくださいました。
今は月曜~金曜、8時~16時で働いています。データ入力が主な仕事ですが、月水金と週3回は本社とグループ会社にチームで清掃にも行っています。ずっと同じ場所で働くよりも、そうした移動があるのも、私にとっては良い気分転換になっています。違う路線に乗ってたまにラッシュに遭遇したりするのも全く苦にならず、新しい経験や視点で見られ私は楽しいです。私の性格には、在宅勤務のように一カ所でジッとしているのは向いていないように思います。

人と比べて自分を責めるよりも動くこと。何度でも何度でも練習して身につける

就職後、最初は研修期間で、先輩方から1つ1つ丁寧に教えていただきました。毎日とても緊張し、自分は本当にこれで大丈夫なのか、自分はダメで続かないのではないかと不安に思っていました。でも他の方の働きを見るなかで、すごいなと思う新鮮な気持ちや憧れ、意欲が出てきました。先輩のみなさんは言葉遣いがとても丁寧で的確なのですが、私は言葉の使い方もうまくないし、語彙も少なく、そんな自分を責めたりすることもありました。だいぶ仕事に慣れた今でも、たまにそんな自分の気持ちに負けてしまいそうになることがあります。この人はこんなにできるのに、こういうこともできるのに自分は…と比べてしまうのです。なかなか人との比較癖が抜けないのですが、それでも少しでもそこに近づけるよう、自分を責めるのではなく「動くしかない」と自分に言い聞かせるようにしています。その都度気づいて何度でも練習し、身につけるしかない。ココルポートでの訓練と同じです。

とても大切なことを学んだ訓練資料は捨てられない、お守りのようなもの

コルポートでの訓練は、特に模擬就労など、グループで取組む訓練やチームワークで協力し合うのは会社の仕事と同じで、実際にこうして仕事するのだなとよくわかりましたし、この人はこういうスキルがあってすごいな、と他の人を見て勉強になりました。今でもココルポートのプログラムや模擬就労で使った資料などは残してあります。今のところまだありませんが、つまずいて困った時にはその資料を見返そうと思っています。とても大切なことを学んだので、“何かの時に”と思うと捨てられないのです。書類として残しておけば、「あれ?」と思った時にいつでも見返して、「そうだった」と確認できます。そう思えることが、私に安心感を与えてくれるのです。

ココルポートのことは、もしどこにしようか迷っている方がいれば、「私も行って良かったよ」とお伝えしたいです。何よりスタッフの皆さんが素晴らしいからです。色々なタイプのスタッフがいてそれぞれに良さがあり、多方面からアドバイスを聞くことができました。スタッフのおかげで、ここまで導いていただけたと思っています。仕事についてだけでなく、個人的な悩みなどに関しても、とても親身になってくれました。とにかく私の話をよく聞いてくださったことを覚えています。それが精神的な支えになりました。ココルポートの卒業生として私が言えるのは、生きていれば誰でも、良いことばかりではなく落ち込むこともあると思います。もしかしたら辛いことのほうが多いかもしれない。でも、諦めないで困った時はスタッフなど周りにいる沢山の人達に話してみてほしいということです。「それが解決法でなくても、話すだけで楽になる。頼っていいのですよ」と言いたいです。心を開いて相談すれば、自分は一人じゃないと気づきます。一人で苦しまないで顔を上げて、そして諦めないでほしいと思います。

私も周りの人に助けられて就職できましたし、周りのサポートが沢山あって今があります。実は実習先も、自分一人でどんどん探していけるタイプではない私は、スタッフに相談して教えてもらいました。でも実習したことで、会社ではこういうふうにすべきなのだな、ということを体感として理解できましたし、その経験があったから今の会社に就職できました。実習が大きなステップとなり、もし自分一人だったら、たどり着けていなかったと思います。今の職場では、サポートスタッフの方が、私が挫けそうになる前に察知して声を掛けてくださったり、見えないところでサポートして動いてくださいます。今のチームはみんなで支え合っていて、だから私も、そんなふうに他のメンバーに元気がない時に目を配れる人になりたいのです。私が沢山の人に助けてもらったように、誰かが困っていたらすぐに察知してさりげなく手助けできるように、私もなりたいです。そして自分はもちろん、家族や友達など周りの人も幸せな気持ちで、みんなで暮らしていける世界になれば一番いいなと思っています。



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