新松戸駅前Office ブログ

皆さまこんにちは！新松戸駅前officeのスタッフです！
本日は、通所されて5か月で内定が決まった40代女性の卒業ブログをご紹介させて頂きたいと思います。生きずらさを感じながらも、念願であった企業に無事内定を頂くことが出来きたのでご紹介いたします。

友人である発達障害と共に生きて

私には発達障害「自閉スペクトラム症」があります。しかし、近年まで「個性」や「変わり者」と言われて障害者認定もされてなかった病で、長年違和感を抱えながら一般雇用でアルバイトとして働いてきました。

しかし、今から一年半ほど前、近親者の死をきっかけに、精神に変調をきたし退職を余儀なくされました。

体調が回復した折に、通っていた病院に「ココルポート」のパンプレットがおいてあるのに気づき、インターネットで検索した所、障害で困っている人が就労について学ぶ場所であることがわかり、主治医に相談した所、私にも通所できる権利はありますよと笑顔で言われ、市役所などに問い合わせ、最初に見学を行った新松戸駅前オフィスの明るく、親しみやすい雰囲気に魅力を感じ決定したのが今から半年前のことになります。

最初に辛いと感じたことは13年間働いていた仕事が夜勤であり、午前中の通所時間の10時からを、二度寝タイムと長いこと定めていたので、朝が辛かったです。

勿論、不安だったり、辛い方には午後からの通所や週3日からの通所など選択肢もありますが、負けず嫌いな私は午前中の好きな「JST」(職場内におけるコミュニケーション力をロールプレイングで学ぶプログラム)や自分の服や持ち物を褒めて下さるスタッフさんたちとの会話を楽しみに、スマホは夜10時過ぎたら見ないなどのマイルーティンを決め、生活リズムを整えて行きました。

徐々に学生時代の感覚が戻り、通所も苦じゃなくなったばかりか、二次症状として発生していた鬱も完治をし、本来の明るく元気な自分自身をとり戻しました。

その他にも生まれつきの早口があり、私の甲高い声は、『聴覚過敏』の人にはうっとおしい性質を持っているので不安でした。しかし、文句を言うような他の利用者さんは、いなかったことに安心しました。また障害に由来することが原因で、小学生時代にいじめを受けていた私は、女子校生活が7年間あり、男の人に対する対人恐怖が少しありました。また同性でも天気以外に何を話したらいいのかわかりませんでした。しかし、「模擬就労」のプログラム（就労の場を想定したもの）や新松戸オフィスの特徴である「部署」活動において、社会人経験で慣れていた「報連相」をすることで、人と話すことが少しづつできるようになりました。

とりあえず好奇心旺盛な私は皆さんの食べ物や、持ち物に興味をもちそれをきっかけに、話しかけることを始めた他、スタッフさんたちが、家庭の悩みや就労への悩みごとに、はては趣味の話まで親身になって聞いて下さったことも背中を大きくおしてくれました。

障害特性である早口もゆっくり話すことを意識していくうちにスタッフさんから聞きやすくなってきたねと言われつつありますが、そんな早口というハンディを持つ人間まで暖かく受け入れてくれた新松戸駅前オフィスは素晴らしく、安心して読んで下さっている方も通所できると思います。

ともあれ、5か月と通所期間は短かかったものの大学時代から行きたかった会社の子会社から内定を頂きましたし、人の話は聞く一方だった私が話す楽しさを学んだという意味では充実した日々だったと思います。

現在就職活動中の方々もこれから就職される方々も、自信を持って自分のペースで皆様の目標が達成されることをお祈り申し上げます。

ココルポート新松戸駅前Officeでは、他にも様々なプログラムを行っています。
興味を持たれた方はぜひ一度見学にお越しください。
スタッフ一同、心よりお待ちしています。

就労移行支援事業所 Cocorport 新松戸駅前Office