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新松戸駅前Office ブログ

2022/03/22 新松戸駅前Office

祝!就職者のご報告

こんにちは!!
Cocorport新松戸駅前Officeスタッフです。
本日は内定をいただいた利用者様の卒業ブログをご紹介いたします。
通所当初のこと、通所時の取り組み方など色々とまとめていただきました。

ぜひ最後までご覧くださいませ!

※本文はご卒業前に作成頂いた内容になります。


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通所開始から内定確定、そして卒業発表まで一年七か月経ちました。まもなくCocorportを離れて入社を迎えます。 

私がCocorport新松戸駅前Officeを就労支援事業所として決めたのは、プログラムの充実さと雰囲気が良かったこと、そして何より毎日通所できるように家から近いことでした。 

通所開始した私の生活は、はっきり言ってダメダメでした。前職が夕方からの勤務だったこともあり、ほぼ昼夜逆転した生活リズムを送っていて、朝十一時に起床できれば本当にいい方という具合でした。

それに毎週月曜日はなぜか気分が上がらず、昼すぎまで起床できない理由は、天気が雨だったからだと無理やり自分を納得させていたこともありました。そういった事情もあり、Cocorportのスタッフと相談して週一回からの通所、それも半日の通所で開始しました。 

それから一か月、二か月と在宅訓練が続き、通所日から二か月半でようやく在宅訓練からOffice通所に切り替わりました。Office通所に慣れ始めるとスタッフから「部署活動をやってみないか?」と説明を受け、とあるスタッフの熱烈な勧誘もあって〇△部に所属することになりました。

この日から現在に至るまで、まさか一年半近くもこの部署にいるとはこの時まったく想像も尽きませんでしたし、部長になるなんてもってのほかでした。 

初期の通所は片っ端から座学系のプログラムに参加して、食生活やセルフケアについての知識を取り入れていましたが、来月の参加予定表(通所開始から三か月目)を提出するときに「通所してから三か月経ちましたし、通所日数を四日にしませんか?」と言われました。その時の通所日数は週三日に増やしたばかりで、まだ半日通所でしたので、まだ自分には早いです、という感じでやんわり断り、通所から半年ほどは半日通所を続けていきました。この時点で終日通所は月一日か二日ほどでした。 

このように、このブログをご覧になっている方々からすれば、なんて緩やかなスタートなんだろう、と感じると思います。コロナ禍で在宅訓練からのスタートだったとはいえ、他の人ならば週三日・四日スタートの方が普通だと思いますし、終日通所でチャレンジされる方もいらっしゃいます。それなのに、私は週一回の半日スタート。半年ほど経過しても半日通所の週三日程度。終日上限になったのは、通所開始から一年近くかかりました。 

え、遅すぎないか? と思うかもしれません。その通り。私は最初から最後まで焦らずのんびりマイペース通所です。なぜなら、焦ると絶対に体調が崩れると思ったからです。

こんなゆっくりでも、Cocorportは安心して調整してくれますので、コロナ禍でも内定はもらえるんだぞ!――というのをブログ冒頭にて知らせたいと思います。 

この卒業ブログを書くにあたり、どのくらいの分量なのか、内容は何を書けばいいのか? とスタッフに伺いますと、「内容は自由です。あと、いくらでも書いていいです。長ければ分割するので」といううれしい返事をいただきました。「なるほど」と素直に思いました。 

というわけで、この卒業ブログでは、先日行われました卒業発表にて泣く泣く入れられずに没にした物から1つ大切なことをご紹介したいと思います。 

【悩んで立ち止まるより、まず行動すること】

このブログをご覧になっている方々は、おそらく就労に関して何かしらの不安を抱えていると思います。例えば、

「私は本当に就労できるのか」

「生活リズムが崩れているのに、就活できるか不安だ」

「いつも面接で落ちてしまうので、努力しても無駄だろう」

などです。しかしながら、実際のところ、将来のことばかり考えてしまって今の自分と向き合っておらず、それらの不安は考えすぎで、やってみたら意外とそうでもなかったりすることもあります。

ここでご紹介したいことは、自分の考えや行動について今一度考えてみることです。実は、何気ない自分の行動には一定のパターンがあります。簡単に言ってしまえば今行っている行動は、ある目的があって行動するかしないかを決めている。つまり、ある目的達成のために自分はこのような行動をしたい、もしくはその目的を達成したのでこれ以上行動しなくてもいい、と考えているのです。 

先ほど例としてあげました「私は本当に就労できるのか」という不安も、「自分は就労なんてできないんだ。なぜなら過去に~という失敗をしたことがあるから」と考えてしまうのは、過去に原因があって怖気づいてしまったパターンです。しかしこれは、過去にそうしたことがあったという記憶に先立っており、実際は単なる予想です。未来は完璧に予想できるものではなく、流動的で雲をつかむようなもの。現在と過去では社会環境も違いますし、自分を取り巻く環境も違います。さらに周りの人も、職場も、同じ人間ですが、価値観の違う人間です。過去と現在、そして未来は時間以外全く一緒だとは断言できないのです。

このように、全く違うことを見比べて「過去の自分はできなかったから、今の自分もできないんだ…」と自然に行動しなくてもいいと自信を納得させるようにしてしまいます。これでは状況はまったく変わりません。

行動しない理由は明確です。今の自分にとって新しい経験に怖がっている。つまり「就労すること自体に怖がってしまい、自分は変わらなくていいんだ。だって過去にできなかったんだから、今の自分もできない」と言い訳しているのです。

アドラー心理学を基にした著書「嫌われる勇気」ではこのような文章があります。著書の中に登場する青年は、自分のことが嫌いな理由として、長所は一つもないからだと嘆きます。しまいには「こんなひねくれた男となんて誰も付き合いたくないだろう、面倒くさくて不愉快になるだけだ」と自分を悲観的に捉えています。

そんな自分のことを好きになれない青年に対して、このような厳しい助言をします。

『自分のことが嫌いなのは、自分を好きにならないでおこうと決心しているから』だ、と。

本より一部を引用してみます。 

なぜあなたは自分が嫌いなのか? なぜ短所ばかり見つめ、自分を好きにならないでおこうとしているのか? それは『あなたが他者から嫌われ、対人関係の中で過剰に傷つくことを怖れているから』なのです。 

(中略) 

誰から小馬鹿にされ、拒絶され、心に深い傷を負うことを怖れている。そんなことに巻き込まれるくらいなら、最初から誰とも関わりを持たない方がましだと思っている。 

つまり、あなたの『目的』は、『他者との関係の中で傷つかないこと』なのです。 

(『嫌われる勇気』p68~69 ダイヤモンド社 岸見一郎/古賀史健 著) 

 「他者との関係の中で傷つかない。」その目的のために自分のことが嫌いだと思い込む。そうすることで、自分は努力しなくていいんだ、変わらなくてもいいんだと思い込んでいるに過ぎないと結論付けています。

しかし、それはつらいこと、ですよね?

まずやってみないことにはわかりません。その結果が悪い結果になるのか、良い結果になるのかも、予想しただけでは「絵に描いたもち」になってしまいます。

このブログの初めに書きました「毎週月曜日はなぜか気分が上がらず、昼すぎまで起床できない理由はその時の天気が雨だから」というのも、週初めに起きられない自分はそのままでいいという風に無理やり納得させ、変わらなくていいと思い込んでいただけだと感じます。

自分の行動パターンを切り替えることで、今の自分ないし過去の自分を断捨離していけば、必ずプラスに働くと強く確信しています。 

「もしかして今考えている悩みや不安って、自分は変わらなくていいと頭のどこかで考えているからなのかな?」という風に、今の自分の行動と潜在的な気持ちの両方に向き合っていければ、状況は上向くはずです。 

このブログの結びとして、最後まで拝読していただきました皆様全員に、本当の感謝を申し上げます。ありがとうございました。


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Cocorport新松戸駅前Officeでは、様々なプログラムを行っています。。
興味を持たれた方は、ぜひ一度見学にお越しください。
スタッフ一同、心よりお待ちしています。

 

就労移行支援事業所 Cocorport 新松戸駅前Office

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