天神駅前Office ブログ

こんにちは。Cocorport 天神駅前Officeの松本です。

本日は以前土曜日に開催した「アートの時間」を定期開催するにあたり、

その第一回目となった「アートの時間①再構成する考え方」についてのレポートをお送りいたします！

※前回の内容はこちら

👉📷アートの時間～自分の気持ちをキャンバスに表現する～ | 障がい者就労移行支援のCocorport

さて、今回から定期開催させていただくこととなったアートの時間。

前回の「抽象画」では非常にいい作品が生まれ、参加者の方々にも好評の声を頂いていたので、

もっと多くの方に参加してほしい！もっと違う角度の作品を生み出してほしい！との思いで、

（開催日は不定期ではありますが）毎月１回、土曜日の余暇の時間で実施することになりました！！

記念すべき（！？）第一回目は「再構成」をテーマに作品作りに取り組んでいただきました。

◆まずは思い思いに絵を描く

まずは画用紙に絵の具やクレヨン、筆、スポンジ、ローラー、歯ブラシ等々を使い「色紙」を作ってもらいました。

抽象画と同じく、やはり一筆目が緊張してしまうこともあって「躊躇しちゃう」という方も多くいらっしゃいました。

しかし、周りの方々の自由な筆さばきを見て、一歩を踏み出せていました。

その後、出来上がった作品を乾かすために小休止を挟みましたが、机に置いてある作品を見て、

「すごいね！」「これは何を表現したんですか？」と盛り上がっていました！

しかし、そのような皆さんの様子を見ながら、進行役の私は密かに胃を痛めておりました・・・

◆え・・・。切るんですか？

休憩が終わり、次の工程へ移ります。

「では、各自描いた作品を隣近所の方と交換し、ハサミで好きなパーツに切ってもらおうと思います！」

とお伝えすると、「えー！」「切るんですか…！」との声がチラホラ・・・

それはそうですね・・・皆さん素晴らしい作品たちですから、私自身も切るとならば抵抗があります・・！

しかし、これぞ再構成する考え方においては重要なセクション！

ここでも思い思いに切ってもらいました。

◆生まれかわる作品たち

さて、切り終えたパーツを再度、別の方と交換し、再構成してもらいます。

もちろん台紙からはみ出してもOKとしています。

「責任もって作品にしなきゃ！」

「こんな感じで切っちゃったけど・・・貼りづらいかも？」

「よし！ここに貼って、この形にしてみよう」

皆さん、笑いながら、悩みながらも組み立てていらっしゃいました。

◆再構成という考え方

今回の作品を元に、今回の作品制作の解説を行いました。

元々広く認知されているアートは「個性を表現する」という固定概念があります。

しかし、現代社会においては他者との関わりでその「個性」は影響し合い、形を変える物だと思います。

あえて自己表現を自己で完結させず、他者に委ねて変化を楽しむ・・・

実際に完成した作品は「誰の作品でもなく」、今回参加してくださった13名の方から３名の関わりを持って完成したものになります。

想定外の仕上がりになる楽しさを体感してもらえたならよかったと思います！

参加者の方々から、

「面白かった！」

「これは誰がどの作業を手掛けてくれたんですか？」

「コミュニケーション以外で自己表現ができた」

との反響がありました！

次回はどんなアートに挑戦していただこうか思案中ではありますが、

ぜひ次回の土曜日も「アートの時間」に参加していただき、

固定概念を柔らかくすること、新たな趣味の開拓、自己表現の場にしてもらえると幸いです！

就労移行支援事業所 Cocorport 天神駅前Office