朝霞台Office ブログ

皆さまこんにちは、トレイニーのはとまめです♪

以前、朝霞台Officeのブログでは「認知行動療法」についてご紹介しました。

私たちの脳内には考え方のクセ、「ユガミン（認知の歪み）」が存在するというものです。

今回はその中の白黒思考について、より詳しくお伝えしていこうと思います。

まず、「白黒思考」とは具体的にどういったものなのでしょうか。

「白黒思考」は、ひとつの物事を極端に捉える二者択一の思考のことです。

例）

・テストで合格点を取っていても「満点ではなかったからダメだ」と思ってしまう

・一度ミスをしただけで諦めてしまう

・意見の食い違いが起きるとすぐに相手を嫌いになってしまう

・少し汚れただけですぐに物を捨ててしまう

ここだけ見ると、良くない考え方のように思えますよね。

ですが、白黒思考自体が悪いことというわけではありません。

なかには自分のモチベーションに繋がるポジティブな白黒思考も存在しています。

例）

・「自分にとってこの仕事は天職だ」

・「今の上司は理想的だ」

これらの考えは自分の心を安定させてくれるものであり、大きな問題にはなりません。

ただ、注意が必要なのは、ここで白黒思考が強くなりすぎてしまった場合です。

例）

・「自分にとってこの仕事は天職に違いない！」

　↓自分の中で思わしくない結果が続くと…

「天職だと思っていたのに80点くらいの仕事しかできない。自分には向いていなかったんだ」と考えてしまう

・「今の上司こそが理想だ！」

　↓上司の欠点を見てしまうと…

「理想だったはずなのに！」と大きなショックを受けてしまう

たとえば車を運転するとき、アクセルやブレーキを常に全力で踏み込んでいたら事故が起きてしまいますよね。だからといって、それらを取り外してしまうと車は走ることができません。アクセルやブレーキは状況に合わせて適度に調節することが重要になります。

そう、白黒思考においても同じです。

完全になくしてしまうのではなく、うまく付き合っていくことが大切なのです。

では、白黒思考と上手に付き合っていくにはどうしたらいいのでしょうか。

ここからは、白黒思考が強まりすぎないための対策についてご紹介していきます。

① 白黒思考を自覚する

もっとも大切なことは、白黒思考を自覚し受け入れることです。

普段から「絶対～するべき」「～に決まっている」というような言葉を使っていないか確認してみるといいかもしれません。

また、日記をつけるなどして、そこに書いてある言葉から客観的に自分の傾向を見てみることもおすすめです。

② 言葉を置き換えてみる

対策①で「自分は白黒思考の傾向がありそうだな」と思ったら、その言葉を置き換えてみましょう。

例）

・「絶対に～だ！」→「絶対に～だけど、もしかしたら違うかもしれない」

・「～に決まっている！」→「～に決まっている気がするけどまだわからない」

③ グラデーションを意識する

物事をグラデーションとして考えてみましょう。さっきのように車にたとえて、速度メーターをイメージしてもいいかもしれません。

「これは大好き！」を100とした場合「まあまあ好き」はどのくらいの数字で表せるかを考えてみると、自分にとってのグレーゾーンが分かりやすくなってきます。

いかがでしたか？

私は白黒思考が強いほうなので、対策②の言葉の置き換えを意識して過ごすようにしています。

「自分も白黒思考が強いかも…」と感じた方は、ぜひ今回のブログや認知行動療法についてのブログを参考に、上手な付き合い方を見つけてみてくださいね✨

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