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春日部駅前Office ブログ
2020/08/25 春日部駅前Office
つながり ⇒ 連続性の中で
【つながり ⇒ 連続性の中で訓練も実務も、そして生活も・・・】
皆さん、こんにちは。春日部駅前オフィス訓練生Aです。
梅雨もすっかり明け、いよいよ暑さ厳しい夏本番の到来です。
例年ならば、花火大会・夏祭り・盆踊りなど夏ならではの大きなイベントが目白押しでした。
今年は歴史の年表に記される特別な年。
3密回避のため対面交流自粛の夏。
孤立による引きこもり・個食など、
社会性や「つながりの関係性」の断絶が危ぶまれているところです。
今回は、ココルポートの訓練を通して見つけた
“つながりと連続性”
について、例を挙げながら考えてみたいと思います。
ココルポートのプログラムでは、
定番の模擬就労に始まり、パソコン講座、コミュニケーション系プログラム ・・・
SST(対人関係、集団行動の中で必要な社会的スキルを身につける訓練)と
JST(職場対人技能トレーニング)、
就職活動系プログラム、ビジネスマナープログラム(身だしなみ・あいさつ・電話応対)等々、様々な訓練が色とりどりに散りばめられています。
一見すると、これらプログラム群はそれぞれ独立し、
単独の課題やテーマを提供しているように思えますが、
実は相互に密接なつながりがあり、明確に体系化されているのだということに、
私はようやく気付きました。
3月に【JST⑥遅刻した時の対応】というプログラムを受けたのですが、
実は私はこの時、不完全燃焼に近い感覚を味わっていました。
このプログラムの主要テーマは
「(鉄道の遅延などにより)遅刻した時の職場での対応」であり、
パート①遅刻することが分かった時点で早めに連絡する
パート②職場に到着したら、上司に出勤したことを伝える
の2パートで構成されています。
プログラム進行の中では、
①はサラッと流し、②の方に重点が置かれていました。
実際の職場を想定し、上司に
「ただ今出社いたしました。 遅くなり申し訳ございませんでした。」
「これから作業に入らせていただきます」
と報告するロールプレイングが行われました。
しかし、私にとっては前職の時の経験から、①に関する課題の方がより切実でした。
満員電車の中で遅延のアナウンスを耳にして周囲を見回してみると、電話で連絡をする声が全く聞こえてきません。
その時はやむを得ず騒々しいホームの片隅で連絡を取りました。
後日、先輩に伺ってみると、そういった場合はショートメールで連絡を取っているとのことでした。
私としては
「②は、①のフォローアップなのだから、まず①に取り組む必要があると思うけど、①は練習しないの?」
という違和感を覚えたのでした。
さて、その約4か月後のことです。
7月に、私は【報連相 抱え込まないで、協力してこそ仕事人】というプログラムを受講しました。
恥ずかしながら私は
「報連相なんて、やろうと思った時にできるよ」
と高を括っていたのですが、企業実習や面接のカギがこの「報連相」と知って青くなりました。
「こりゃ、いかん!」
報連相のプログラム参加を、いの一番にスケジュールに組み込んだのでした。
報連相のプログラム進行は、「報告・連絡・相談」それぞれの意味と違いを明らかにしてから、その重要性を確認し、ロールプレイングに移りました。
報告と連絡、この二つの関係性の難しさを今回あらためて発見しました。
「報告と連絡」の目的は “情報の伝達”、
「相談」の目的は “指示・アドバイスをもらうこと” です。
さらに「報告と連絡」の違いですが、「報告」は過去のことを扱います。
一方、「連絡」は現在進行形、現在から未来のことを扱います。
そして次のステップ、ロールプレイングですが、
そのテーマが「遅刻することが分かった時の連絡の仕方」、
3月の【JST⑥遅刻した時の対応】プログラムのパート①に当たります。
『○分遅れるので、午前の会議にはどなたか代理の人を出していただきたい』
『どれだけ遅れるか、今現在分からない状態なので、分かり次第ご連絡します』等々、
いろいろなバリエーションが考えられることを学んだ私は、
思わず心の中で「つながった!!」と叫んでいました。
訓練および仕事の場、さらにプライベートな生活の場で、私たちは日々様々な問題・課題に遭遇します。
その中で、自力では解決が難しいものに対して、他者の知識や知恵を必要とすることが多々あります。
そんな時、ネット・新聞などの情報媒体、人脈(コネクション)にアクセスするわけですが、より早く必要とする情報をつかみ、最善の解決策にたどり着くためには、問題の核心に切り込まなければなりません。
そのためには、情報同士のつながりと関係性に気付く、幅広い視野と柔軟な思考が求められることを、ココルポートのプログラム群を通して私は学びました。
今回も、お付き合いいただきありがとうございました。
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