川越第3Office ブログ

ブログへのご来訪、ありがとうございます。
この記事はCocorport第３Officeのトレイニー(訓練生)が執筆しております。

12月に入って急激に気温も下がり、一気に冬になったなと感じます。
皆様はいかがお過ごしでしょうか。

今回は第３Officeで毎週水曜日に行われている「模擬就労」についてご紹介したいと思います。

模擬就労はその名の通り、実際の仕事の現場を模して、
仕様（仕事を行う上でのルール）の確認を行い、仕事の中での「報告・連絡・相談」や、
ミスを無くすよう、作業者以外が成果物をチェックする「Wチェック」を行うなど、
非常に実践的で現実の職場に近い体験ができる訓練です。

川越第３Officeでの模擬就労には「軽作業」と「事務作業」の2種類のプログラムがあり、
自分の希望する進路・職種に合わせて片方だけを選ぶことも、
両方を選んでどちらの職種にも対応できるよう訓練することもできます。

私は事務職を志望しているため、事務作業を中心に参加していますが、
伝票を集計する作業や、求人票のデータをまとめる作業、企業の情報を調べて用紙に書き出す作業など、
時期ごとにプログラムが一新され、様々な訓練を積むことができます。

随分前の話になりますが、宅配便の配送先と配送料を書き出す、という作業がありました。
私は、ミスのチェックが速くて正確という強みはあったものの、書き出しそのものが非常に遅く、
一緒に組んでいるパートナーで、先輩でもあったトレイニーさんに迷惑をかけているという意識が強くありました。
その話をするとその先輩は、笑ってこう言いました。

「模擬就労は、自分の出来ることと出来ないことを知るための訓練ですから、気にしなくて大丈夫ですよ」

あなたには得意なものがあるのだから、それで充分。
そう言って励ましてくれたのです。

その後、私たちのペアは、書き出しの速い先輩と、速く正確な私のチェックによって、
スタッフの方から「びっくりするくらい速かった」という評価をいただきました。

小さな勇気と自信を与えてくれたその先輩に、今でも感謝しています。

その先輩は既に卒業され、一般企業で働いているとのことです。
私もいつかその先輩に追いつきたいと、今日も訓練を重ねています。

ココルポートではこのような実践的な訓練内容も、取り組みとして行っています。

就労移行支援にご興味がある方、気になることがある方は、ご連絡の上、ご来所やご見学も可能です。
ご相談も随時受け付けておりますので、お気軽にご連絡ください。
公式LINEも開設されましたので、そちらもご活用いただければ幸いです。

最後まで読んでくださってありがとうございました。
よい一日をお過ごしください。

就労移行支援事業所 Cocorport 川越第3Office