八王子駅前Office ブログ

私は2023年４月から2024年1月まで、人生で２度目の就労移行に通っていました。

通所開始した当初は前の仕事で無理をしたことから、ほとんど無気力な状態での通所からスタートでした。

　その頃は、何をしていても苦しくて、通所していてその場に座っているだけで精一杯な気持ちでした。時にはそんな自分自身に不安になってスタッフさんに話を聞いてもらいました。スタッフさんは私に「通所していること自体が素晴らしいこと」と励ましてくれました。

　人の中に混ざろうとすると、緊張して具合が悪くなってしまう私に色々な解決案を出してくれたり、逆に解決することだけに囚われないように逃げ道も提案してくれたり、時にはガチガチに緊張した私と体操してくれたり、ココルポートにいるとき私は一人ではありませんでした。今、思い出すと、また人と関わって仕事をすることができるようになるなんて、当時の私は思っていなかったのですが、本当に少しずつ、スタッフさんや周りの人に自分から話しかけられるようになりました。講義で並んで座るのだけで具合悪くなるので、ひとりだけ遠くの席から講義を見学させてもらったり、休憩を細目にもらったりと、私に合った方法で、無理のない方法で、参加させてもらえたのがよかったのだと思います。コミュニケーションの座学（JST,SSTなど）は積極的に受けるように心がけたのも、恐怖心を少しずつ減らすには有効だったなと思います。

　余暇と称して行ったものづくりがセルフケアになったり、たまたま出た講義の中で自分にとって好きな仕事の方向性が見つけられたり、障害を理解する中で自分を受け入れられるようになったり、とても大切な学びになることがたくさんありました。

　主治医と折り合いが合わずに、弱気になっているとき、ココルポートのスタッフさんは話をきちんと聞いて、どうするのが私にとって良いのか、考えてくれました。私はここにくるだけで、世の中と一人で戦っているわけではないのだと思うことができました。それがどんなに心強かったか、どんなに頼もしかったか。私はこれからも忘れることはないと思います。

　2024年の２月から私はまた、ココルポートの外で働き始めます。定着支援をお願いするので完全に卒業　～というわけではないのかもしれませんが、就労移行で学んだ自分を大切にしながら、働く方法をたくさん携えて、新しい職場で働きたいと思います。

就労移行支援事業所 Cocorport 八王子駅前Office